みなさんこんにちは自由な中性美のナギです!
ジェンダーレスなファッションやライフスタイルが広まりつつある現代、メイクはジェンダーレス男子にとっても重要なアイテムとなっています。メイクを取り入れ、より自分らしさを表現したいと思う方もいるのではないでしょうか?
しかし、メイク初心者の方にとっては「メイクのやり方がわからない」「何を揃えたら良いかわからない」といった悩みもあるかと思います。
そこで、本記事では男性のジェンダーレスメイクのやり方と必要なアイテムを各ステップごとに解説していきます。
ポイントや手軽に取り入られるアイテムもご紹介しますので、是非参考にしてみてください!
1.ジェンダーレスメイクの基本概念
ジェンダーレスメイクとは、男性・女性といった性別にとらわれない中性的なメイク方法であり、
自分らしさを表現したり、メイク自体を楽しむ為に行うことを目的としています。
かつてはメイクは女性のものというイメージが強かったですが、最近では男性も美容やメイクを取り入れる人が増え、男性の美意識も高まっています。
ジェンダーレスメイクには特定の決まりはありませんが、男性の場合、肌荒れやヒゲのカバーに加えて、アイメイクやリップを取り入れ、中性的またはフェミニンな表現をするのが特徴です。
2.ジェンダーレスメイクに必要なアイテム
1.ベースメイク
化粧下地
化粧下地は、肌の質感を整え、メイクの持ちを良くするアイテムです。
商品によっては、肌色補正、UVカット、保湿効果などの機能もあります。
ジェンダーレスメイクには、テカリを抑えるマットタイプや、透明感を与えるタイプの下地がおすすめです。
ファンデーション
ファンデーションは、肌のトーンを均一にし、シミやシワをカバーします。
リキッド、パウダー、プレストタイプなどさまざまな種類がありますが、
ジェンダーレスメイクには、軽いつけ心地で厚塗り感のないリキッドやクッションタイプをおすすめします。
コンシーラー
コンシーラーは目の下のクマ、ニキビ跡、青ひげといった肌悩みをカバーするコスメになります。
メンズ用にも幅広く展開されており一度は使ってみたことはあるのではないでしょうか?
肌悩みや肌の特徴は男女で変わってきますのでメンズコンシーラーから選ぶのが無難です。
フェイスパウダー
フェイスパウダーは、ベースメイクの仕上げに使い、メイク崩れや皮脂によるテカリを防ぎます。
ルースタイプとプレストタイプがありますが、軽いつけ心地で透明感を出すルースタイプがおすすめです。
3.ポイントメイク
アイブロウ
顔の印象の8割は眉毛で決まると言われるくらいで、
眉を整えることはジェンダーレスメイクをする上で重要な役割を担っています。
髪色に合わせて自然な色を選ぶようにしましょう。
アイシャドウ
アイシャドウは、目元に立体感や奥行きを出すアイテムで、カラーや塗り方によって大きく印象が変わってきます。
色のバリエーションが豊富で迷うかと思いますが、ベージュやブラウンといった
落ち着いたカラーを選ぶとよいでしょう。
アイライナー
アイライナーとは、目の輪郭に沿って引くアイテムで目元の印象を際立たせることができます。
アイライナーにもリキッド、ペンシル、ジェルタイプとありますが、初心者の方はナチュラルな仕上がりで、失敗しても修正がしやすいペンシルタイプがおすすめです。
リップ
リップと言えばスティックタイプの口紅を思い浮かべるかもしれませんが、
他にもグロス、リップティント、バームなど、さまざまな種類があります。
ジェンダーレスメイクには、自然な仕上がりになるリップバームやリップクリームがおすすめです。
3.メイクのやり方とポイント
1.スキンケア
メイクを始める前に、まずはスキンケアを行います。
絵を描くキャンバスが真っ白なことと同様に、肌も汚れや余分な皮脂を取り除くことで、
メイクの仕上がりや持ちが大きく変わってきます。
洗顔→化粧水→乳液の順で、スキンケアをしっかりと行いましょう。
少々手間かもしれませんが、理想のメイクのためにも、事前のスキンケアは欠かせません。
スキンケア用品は今お持ちのもので構いません!
2.ベースメイク
化粧下地
- 下地を適量手に取ります。
量は製品によって異なりますが、パール1粒大(直径6mmほど)が目安になります。 - 下地を額、両頬、鼻、顎の5か所に点置きします。
顔の外側に向けて広げるため、中心部分に置くと均一に塗りやすくなります。 - 指の腹またはスポンジを使い、顔全体に薄く伸ばします。
中心から外側に向かってやさしく伸ばしましょう。
- 量は多すぎると厚塗り感や崩れの原因になり、少なすぎると効果が薄れてしまうので調整しながら使いましょう。
- 目元や鼻周りなど、細かい部分も忘れずに塗りましょう。
ファンデーション
- 今回はリキッドファンデーションを使っていきます。
手の甲に1円硬貨またはディスペンサー1プッシュ分を取ります。 - 額、両頬、鼻、顎の5か所にファンデーションを置きます。
こちらも下地同様に、顔の外側に向かって広げていくため、中心に点置きするのがベストです。 - 指やメイクスポンジを使って、を内側から外側に向けて優しく伸ばします。
そうすることで中心が濃く、外側が薄くなり自然に仕上げる事ができます。
鼻の周りや目の下、フェイスラインなど、細かい部分はタップするように塗りましょう。
- 付けすぎると厚塗り感が出て不自然になるにで、付ける量には注意しましょう。
- フェイスラインにも薄く伸ばし、首との境界線を無くすようにしましょう。
コンシーラー
- コンシーラーは指に取るまたは、クマ、ニキビ跡、青髭など気になる箇所に直接塗りましょう。
広く塗りすぎると不自然になるので、隠したいところだけに塗る事が重要です。 - 指先やメイクスポンジを使ってポンポンと叩き込むように馴染ませます。
周りの肌と馴染ませるようにコンシーラーの境界線をぼかしていきましょう。
- 擦るように塗ってしまうと、しっかりとカバーができなくなるので、優しくタップして
馴染ませましょう。
フェイスパウダー
- フェイスパウダーをパフに取った後、軽く手の甲やパフ同士で馴染ませて余分な粉を落とします。
- Tゾーン(額、鼻)や頬など、皮脂が出やすい部分にパフで優しく押さえるように塗ります。
ここでも、擦らずに「押し込む」イメージで塗りましょう。 - 最後にフェイスラインにも軽く馴染ませベースメイクの完成です。
- パウダーの量が多すぎると、厚塗り感が出るため、適量を取ることがポイントです。
- 乾燥肌の方は、パウダーを塗りすぎるとさらに乾燥感が出てしまう為、控えめに使用
しましょう。
3.ポイントメイク
アイブロウ
- まずはスクリューブラシで眉の毛流れを整えます。
整えた眉の状態で、眉頭、眉山、眉尻に軽く目印をつけましょう。
【目印の基準】
眉頭: 目頭より少し内側
眉山: 目尻の延長線上
眉尻: 小鼻と目尻を結んだ延長線上
この3つのポイントが、理想的な眉の形を作る基準になります。 - 目印をつけた眉頭、眉山、眉尻を結ぶように、ペンシルで軽くラインを描きます。
まずは眉下のラインから始め、なだらかに眉山へと向かって描いていきます。
眉上も同様に描き、形を整えていきましょう。 - 輪郭が整ったら、眉毛の中の隙間を埋めていきます。
眉頭は薄めに、眉尻に向かい少しずつ濃くすることで、ナチュラルな眉に見せることができます。
毛流れに沿って優しく描き足すことがポイントです。 - 描き終わったら、再びスクリューブラシを使って眉全体を軽くぼかします。
特に眉頭や輪郭をぼかすことで、自然な仕上がりになります。
- アイブロウはペン先で持つと筆圧が強くなり濃くなってしまうので、中間から後ろの方を
持つようにしましょう。 - 眉頭は濃く塗りすぎないようにしましょう。
アイシャドウ
アイシャドウにはさまざまな塗り方がありますが、まずは基本的な塗り方を覚えましょう
- まず、ベースカラー(最も明るい色)を指やブラシにとり、アイホール(眼球のある範囲)
に広げて、まぶたを明るく見せましょう。 - 次に、中間色をまぶたの中央から目の際に向かって塗ります。
まぶた中央を薄く、目の際に向かって濃くなるように塗ると、自然なグラデーションが作れます。 - 最も濃い色(締め色)をチップにとり、目の際や下まぶたの1/3に細く塗っていきます。
目尻から下まぶたにかけては、くの字を描くように塗ると効果的です。 - 仕上げに、全体を軽くぼかして、色の境界が目立たないようにしましょう。
指で行う場合は軽くトントンとタップし、ブラシの場合は軽くなじませるように往復させてください。
- 付け足しをするとケバくなってしまうので、指やチップで2.3回撫でた分だけで塗ると自然に仕上がります。
- 目だけに集中すると濃くなりがちなので、定期的に顔全体を見てバランスを取るようにしましょう。
アイライン
今回は、目尻にのみアイラインを引く方法をご紹介します。
目尻だけでも目元を強調でき、やりすぎない「抜け感」がジェンダーレスメイクにぴったりです。
初心者にも比較的簡単にできるのでおすすめです。
- まず、目尻の延長線上に約2mmの位置に点を描きます。
この点を基準にアイラインを引いていきます。 - 次に、黒目の終わりから先ほど描いた点に向かって、平行に細いラインを引きます。
- 最後に、まぶたを斜め上に軽く引っ張り、まつ毛の間を埋めるようにラインを描き足して完成です。
- 手首を頬に当てて支点を作り、安定した状態だと引きやすいです。
- アイラインは一筆描きにせず、数回に分けて丁寧に引くことを心がけましょう。
- 濃くなりすぎた場合や、よりナチュラルな仕上がりにしたい場合は、綿棒で軽くぼかすと
良いです。
リップバーム
- リップバームがジャータイプの場合は、清潔な指で少量を取りましょう。
スティックタイプなら、そのまま唇に塗ることができます。
量が多すぎるとベタつく原因になるので、少しずつ塗るのがポイントです。 - 唇全体に優しくリップバームを広げていきます。
特に乾燥しやすい唇の内側や、唇の輪郭部分もしっかり塗りましょう。
唇のシワに沿って縦に馴染ませることで、バームがしっかり浸透します。
- バームが固まっている場合は、手の温度で温めて柔らかくしてから使用すると塗りやすいです。
- メイク前に唇の状態を確認し、ぬるま湯で軽く整えてから使うと、より効果的です。
4.まとめ
今回のジェンダーレスメイクはいかがだったでしょうか?
メンズメイクは今では普通になってきていますが、その中でも中性的な顔や、ジェンダーレスな表現をする際には欠かせない作業の一つです!
今回は基本的なものになりますが、さらにこだわりたい方は、ハイライトやシェーディングも使い中性的な骨格補正をしてみたり、シャドウの色味や塗り方を変え自分好みの表現をしてみることもおすすめです!
「メイクに挑戦してみたいけど、分からなかった」という方の後押しができたら幸いです!
また、メイクについても発信していきますので、良かったら参考にしてください!